パリといえばガストロノミーの街。そんなパリでなかなか予約が取りにくいレストランとして有名なのが、オデオンにあるComptoir/コントワール。噂によると3ヶ月前には予約をしなければならないのだとか。ランチだと予約の必要がないので、先日行ってきました。その様子をブログでご紹介します。
Comptoirとは
14区の人気のビストロ、La Régaladeのキャンドボルドが2005年5月にオープンしたレストランです。創作を凝らした料理はパリジャンを虜にし、瞬く間に人気のレストランになりました。今やフランス人だけでなく、世界中から噂の美味しい料理を食べにこようと予約が入るそうです。
見た目がとにかく華やか
Comptoirの料理が運ばれてきて、まず驚いたのが、見た目の美しさ。前菜にはオス・ア・モエル・ロティ/ Os à Moelle Rôtiを頼みました。泡がのっていて、新鮮な緑の春野菜がたっぷりで、彩りが綺麗。お皿の上は料理は見た目も楽しむものということを教えてくれます。
素材そのものが美味しい
Comptoirの料理は創作的ですが、人気の理由は素材そのものが新鮮でいいものを使っているからではないでしょうか。前菜のオス・ア・モエル・ロティのグリンピースやソースもフレッシュなお味で、とにかく美味しいのです。農家から直送されたのではないかと思えるほど、新鮮です。お隣の方が食べていた白アスパラガスの前菜も、素材がいかされた料理で、食欲をそそります。
古典から創作へ
Comptoirの料理はフランスのビストロのクラシックな料理に、独自のエッセンスを加えた創作料理が多いように思いました。前菜のOs à Moelle Rôtiはフランスのビストロで良く食べられているものだし、メインの牛肉の煮込みもそうです。ただそこに柚子など、古典的なフランス料理に、考えもつかないひとさじを加えているのが、独創的と言われている所以なのでしょう。
Comptoirのランチは12時ぐらいに行くと並ばずに席に着くことができます。なるべく早めにいくことをおすすめします。
今思い返しても、舌に味が蘇ってきそうなほど、美味しかった料理たち。また特別な機会に行きたいと思えるレストランです。
Comptoir
5 Carrefour de l'Odéon, 75006 Paris