【パリ】久々に歩く モンマルトル


モンマルトルは遊びに行くエリアではないけれど、取材で訪れることは多い。モンマルトルは外国人が憧れる1900年代前半のベルエポックを作ったといってもいい町。そんな時代の面影が残っているようで、モンマルトルを訪れる度心が踊る。自分の好きなパリに出会えたようで、嬉しいのだ。簡単に個人的なモンマルトルの記録を残しておきたいと思う。

洗濯船

ピカソがアトリエに構えたという洗濯船。毎回モンマルトルを訪れる度、どこに洗濯船があるのかなとは気になっていた。意外にもよく通る道の近くにあった。

洗濯船は当時小汚い安アパートだったという。現在のモンマルトルからはとても想像もできないほど、洗濯船のある場所は小綺麗に整備されている。当時は味のあるアトリエだったのだろうなぁ。この場所はなんだか化石になってしまったようで、当時の熱気に触れられないのは残念だ。

アメリに出会う

モンマルトルといえば映画「アメリ」を思い描く。アベス界隈はアメリが住んだところ。今も多くの観光客がアメリの面影を求めて、この町を歩く。アメリが働いたカフェ、アメリが通った八百屋さん、アメリが通った映画館。映画アメリはモンマルトルに新たなイメージを吹き込んだ。下町さとファンタジー。アメリが描くモンマルトルを実際に体験するのは住んでる人しかできないのだろうけど、それでもこの町を歩くと、アメリの影ぐらいは出会えるような気がしてしまうのだ。

裏通りが魅力的

モンマルトルの丘から眺めるパリはうっとりとするほど綺麗だけれど、モンマルトルが1番魅力的なのは観光地から外れた路地裏。モンマルトルに来たのなら、地図を見ずに何となくブラブラと歩く。裏通りを歩いていると、昔のパリに出会えるようだ。ここはどこかで見た風景だと思ったら、ユトリロが描いたモンマルトルの風景だったりする。そんなモンマルトルを発見すると、パリに来ることができた喜びを改めて感じるのだ。

モンマルトルは私にとって自分がパリを好きになった原点みたいなものに触れることができる場所。「モンマルトルは観光客も多くてディズニーランドみたい」なんて意見もあるけれど、それでも私にとってモンマルトルは永遠の憧れの場所なのだ。

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