【パリ】アロマキャンドル OPAARK


近年パリでは、「メイドインパリ」のモノをよく見かける。小さなパリのアトリエで少量生産される手作りのモノ。材料にこだわって一個一個手作りで作られているので、肌に優しいモノだったり、それこそ地球に優しいモノばかり。デザインもパリジャンっぽく、シンプルで、お洒落なものが多い。

私がよく行くカフェ兼雑貨屋さんの「Sept Cinq」は、基本的にメイドインパリのモノを中心に販売している。ここでお茶をしたあと、どんなものがあるのか見るのを楽しみにしている。一点一点手作りのモノばかりなので、時間を忘れて、じっくりと見入ってしまうほど、魅力的なモノばかり。この間は、以前から気になっていた、OPAARKのアロマキャンドルを購入してみた。

OPAARKはあまり聞きなれないけれど、パリ発のアロマキャンドルのブランド。大豆の蜜蝋が使われており、香りもフランスの香水の街グラースのアロマが選ばれていたりと、とにかく細部にまでこだわりを持って一点一点手作りで作られている。

私が購入したのは、「刈った草」という少し変わった香りのキャンドル。花の香りはうっとりと優雅な気分や、花の持つ優しさに心癒されるように思われる。それでは、葉や草は? パリには公園が多くあり、そこには芝生が必ずあり、夏場になると寝転びながら、日光浴するのがパリの人の習慣だ。草には香りがないように思っていたけれど、芝生に寝転がってみると、爽やかな香りがする。少し土が混じって、そこにお日様の光をいっぱい浴びた草は、生き生きとしてフレッシュ。この「刈った草」という名のキャンドルは、そんな芝生の香りを思い出させてくれる。

夜寝る前に、マッチでキャンドルに火をつける。ジューという音を立てて、キャンドルに火が灯る。そしてしばらくすると、フレッシュな草の香りが部屋いっぱいに充満する。通り過ぎた夏のパリの思い出が次々に蘇る。まだまだ冬は長いのだけれど、無性に夏が恋しくなるのだった。

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