【パリ】ミモザの季節


マルシェの花屋にミモザが並ぶようになった。花屋のお兄さんに聞くと、「ミモザの季節」が始まったとのこと。早速、ミモザの花を購入した。マルシェの帰り道、ミモザの花束を見ると、心が踊るのを感じた。

私はミモザの花が好きだ。パリの冬は灰色の曇り空。そんなどんよりとした雰囲気を、一掃してくれるのが、ミモザ。華やぐようなイエローは、春はもう遠くないようと話しかけてくれているようで、不思議と元気を与えてくれるからだ。

うちに帰って早速生けてみようとミモザを取り出す。見た目よりも茎が長い。ミモザは、茎の長いまま生けたり、茎を短く切って生けたり、アレンジを楽しむことができる。今回は、ミモザを思いきって、短く切って束ねて、お気に入りのアロマキャンドルの瓶に生けてみた。花を短く切るときは、「もしアレンジに失敗したら…」と、毎回ドキドキする。華道という芸術があるように、花を生けることというのは、単に生ければいい訳ではないような気がして、どこか緊張してしまうのだ。それでも、楽しんで生けることが大事なように思い、毎回模索しながら楽しみアレンジメントをしている。

そして、部屋にミモザを置くと、部屋に春の空気が流れ込んできたように感じた。小さな綿毛のようなイエローの花は可愛らしく、思わず撫でたくなる。

3月8日はイタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、男性が女性にミモザを贈る日なのだとか。なんとも素敵な習慣。そんな春の花ミモザをフランスではまだまだ楽しむことができる。インスタなんかで、ミモザのアレンジメントを見ていると、うっとりするほど素敵だ。私もこんな風にアレンジメントできたらと、春までミモザのアレンジメントを楽しみたいと思うのだった。

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