【フランス】サヴォア地方の郷土料理クロゼ


グルメの国フランス。フランス人って普段どのようなものを食べているのだろうか。料理好きな人なら気になることのひとつである。フランス人曰く、フランスには実は国民的と呼ばれるフランス料理はあまりなく、その代わりに郷土料理が豊富にあるとのこと。家庭料理はその土地と強く結びついているようだ。

私の相方はサヴォア地方で幼少期を過ごしている。しかし家族の者がサヴォア出身というわけではないので、伝統的なサヴォア料理を食べて育ってきたわけではないらしい。それでもいくつかのサヴォアの郷土料理が家庭料理になったよう。その一つが、そば粉のパスタ、クロゼのグラタン。フランスは日本同様に、そば粉のクレープ、ガレットを筆頭にそば粉を食べる習慣がある。このクロゼは正方形の小さなそば粉のパスタで、ほんのりそば粉の味が感じられる。日本人も食べやすい味だと思う。

パリでもデパートやスーパーでこのクロゼを購入することができるけれど、サヴォア地方で職人さんが作るクロゼは絶品だった。やっぱり、その土地でしか買えないものというのは、ひと味もふた味も違うものだなと思った。

冬になると、我が家では週末の昼食にクロゼのグラタンを作る。寒い地方の料理だけあって、やはり身体が温まる。それに、嬉しいことに作り方が簡単。

玉ねぎとベーコンを炒める。クロゼを時間通りに茹でる。そして、クリームで絡めて、ルブロッションというこれまたサヴォア地方のセミハードタイプのチーズを切ってのせ、オーブンで焼く。ルブロッションがとろとろになり、黄金色に焼きあがったら出来上がり。

クロゼを作ると、普段和食で満足してくれている相方が嬉しそうな顔をする。子どもの時から食べ慣れた料理。やっぱり、ほっとする家庭の味なのだろうと思う。基本は和食で育てている息子たちではあるけれど、大人になったとき、フランスの家庭の味として、受け継いでいって欲しいと思うのだった。

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