先週は家に篭って仕事をしていることが多かった。いくら家好きの私でも一週間に一度はパリの街中の空気を吸いたくなる。時間があまりなかったのだけれど、午後の2時間、パリのカフェでひとときを過ごすために電車に乗った。
うちから近いシャトレに行くことにした。ちょうど他に買い物もしなければならなかったし、丁度いい。シャトレのレアールは現在大改装が進んでいて、前を通る度黄緑色のびっくりするほどパリに似合わない建物にはギョッとしてしまう。そんな新しいレアールの一階にできたのが、カフェ兼雑貨屋さん、Sept Cinq。前から気になっていたのだ。
Sept Cinqはサロンドテと呼ばれるタイプのカフェで、オーガニックの材料を使っているのが特徴。内装は雑貨屋が併設されているだけあって、とてもお洒落。おばあちゃんの家にあるようなアンティークの食器が使われていたりしていて、新しいものを取り入れながらも、古いものを大事にするフランス人ぽいセンスが感じられる場所だ。それにここで働いているパリジェンヌたちの感じが良くて、すごく居心地がいい。
パリをテーマにした紅茶とマロングラッセとバニラのケーキを注文。さっぱりとした紅茶なんだけど、不思議と深みがあって、最近の中でかなり好きな紅茶だった。ぜひ次回に購入してみたい。
マロングラッセとバニラのケーキは、マロングラッセの甘みがいい具合にケーキとマッチしていて、お腹いっぱいだったのだけれど、完食。
Sept Cinqの雑貨スペースはパリのクリエイターの商品を販売している。大量生産ではなくて、一つ一つ思いが込められて作られたものたちは、どれも魅力的。時間をじっくりかけて一つ一つ見てみる。パリっぽいセンスに溢れていて、シンプルなんだけれど、とびっきりお洒落なものが多くて、買い占めたくなるほどだ。
Sept Cinqではただゆっくりと書き物をして過ごすだけだった。それでも、ゆったりとカフェでぼーっとするだけで心が満たされるようなきになる。今日は何もしなかったなぁなんて思った日でも、カフェに行けば立派な特別な日。なんでもない日常に彩りを添えてくれるのがカフェだと思っている。
Sept Cinq
http://www.sept-cinq.com